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王権と物語
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王権と物語
兵藤裕己 著 青弓社 1989初版
状態：優、カバ
内容：
第1章 物語 触穢と浄化の回路
ホカヒビトの芸能、「琵琶法師の物語」、ホカヒと鎮魂 1、ホカヒと鎮魂 2、触穢と浄化 あるいは罪と流離、浄化の語り 物語から私小説へ、物語の＜定型＞と差別
第2章 物語の巫俗
軍記と物語り、文字の語り、盲人の語り、憑依体験の語り、霊語りの発生、憑祈祷の巫俗、「平家」語りの成長、文字テキストの成立、モノ語りの「正史」化、「正史」のモノ語り化
第3章 王権的時空と反世界 平家物語論
王権共同体、因果論と無常観、王権因果論、王法と仏法、終末意識、因果論の相対化、天魔・物怪・怨霊、モノガタリの発生、＜歴史＞とモノガタリ
第4章 太平記 情況と言葉
歴史伝承の系譜、言葉の構造、情況と＜群＞、行動の個人化、情況あるいは意味の喪失、言葉と情況、”日本”的アジテーションの始発
第5章 仏と神 教化のイデオロギー
信仰と支配、二つの教化、教化活動と寺院、聖徳太子と仏教、僧綱と国師、神言伝達者の思想、高座説教 1、高座説教 2、文字と語り、仏主神従の論理
第6章 和歌と天皇 ”日本”的共同性の回路
歌ヨミと歌ツクリ、ヨムことの共同性、和歌表現の様式、詩的イデオロギーの構造
あとがき
販売価格
1,500円(税込)
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