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テクストはまちがわない 小説と読者の仕事



石原千秋 著、筑摩書房、2004初版

状態:良、カバ背少焼少汚

内容:
まえがき
小説とは何か
 テクストはまちがわない
 『こゝろ』論の彼方へ
 漱石テクストの「いま」を読む
 漱石は「小説」といかに格闘したか
 徳田秋聲の構成力
構造分析の試み
 語り手と情報 芥川龍之介『羅生門』
 宙づりの部屋 江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』・龍膽寺雄『アパアトと女と僕と』
 成長する言葉の物語 太宰治『人間失格』
 地図の上の自我 村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』
 反転する帝国 大江健三郎『叫び声』『個人的な体験』
 不可能としての国家 井上ひさし『吉里吉里人』
 『夢十夜』における他者と他界
 叙述形態から見た『道草』の他者認識
小説の中の家族
 家 見えないシステム
 漱石テクストの中の女性たち
 *
 <家>の文法 島崎藤村
 身体の中の<家> 川端康成
 反転する感性 志賀直哉『暗夜行路』
 日曜日の妻たち 初期の岸田國士
 母・家庭・性の変容 「第三の新人」前後
 太陽族の文学 初期の石原慎太郎
 父系の神話 中上健次『枯木灘』
 <家>と個人 津島佑子
 性別のある場所 吉本ばなな『キッチン』
この本の余白に
 論争かとしての柄谷行人
 構造と批評
あとがき
初出一覧
販売価格 3,000円(税込)




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