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ボヘミアの農夫 死との対決の書



ヨハネス・フォン・テープル 著 石井誠士 池本美和子 共訳 人文書院 1996初版

状態:優、カバ

内容:
「西暦一四〇一年に、北ボヘミアのある町で一風変わった裁判がなされた。原告は、その町に住むひとりの農夫、被告は死、そして裁判官は神であった。
 ことは、農夫ヨハネスの若い妻マルガレータが急死したことから始まる。やもめになり、幼い子供たちとともにとり残された農夫は深い悲嘆に沈む。そして、彼は、このような残酷な運命を引き起した死を殺人罪で告訴し、法廷に引き出す。そこで、原告であるヨハネスと被告席に立つ死との間に熾烈な論争がなされる。農夫の訴えと死の答弁との論争は延々続く。
 恐ろしいペストの嵐が全ヨーロッパに吹き荒れた悲惨な記憶が生々しい、民衆の間に新しい文化や宗教の運動が起って、社会が大きく変わり始めた頃のボヘミア(今日のチェコ)・ザーツ(チェコの名のザテツ)市の出来事である。(中略)
 中世ヨーロッパのこの特異な裁判のドキュメントである本書を手にした人は、きっと、裁判の成りゆきに強い関心をもつにちがいない」。(訳者まえがき)
p.9 訳者まえがき
p.13-125 本文
p.126 エピローグ
p.132 献呈の手紙
p.135 訳註
p.145 エッセー1 ヴィータ・コントラ・モルテム『ボヘミアの農夫』参究(石井誠士)
p.205 エッセー2 『ボヘミアの農夫』の歴史的背景
p.228 訳者あとがき
図版目録
販売価格 4,000円(税込)




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